バーバリー（BURBERRY）のスーツ高額買取

バーバリーの歴史と市場価値

バーバリーと言えばトレンチコート。なぜ？

バーバリーは、1856年にトーマス・バーバリーにより創業されました。若干21歳のトーマスが始めた洋服店が、後にイギリスを代表するブランドになっていきます。
バーバリーと言えば、昔も今もトレンチコートが有名です。その鍵となったのが、1879年にトーマス・バーバリーが考案したギャバジンという綿織物です。ギャバジンは、滑らかで目の詰んだ丈夫な綾織物に撥水加工を施したもので、レインコートにうってつけの生地でした。全天候型なのに通気性があって軽いという画期的な素材は、フリチョフ・ナンセン博士による北極探検、アーネスト・シャクルトンによる南極探検にも採用されました。
トレンチコートは、第一次世界大戦時、英国陸海軍のために開発されました。トレンチとは塹壕のこと。戦時中には50万着が製造されたと言います。

日本だけ発売された国産バーバリー

日本では、コートのメーカーだった三陽商会がライセンス契約を結び、日本でのバーバリー普及に貢献しました。2000年代前半にはメンズアイテム中心の「バーバリーブラックレーベル」、レディースアイテム中心の「バーバリーブルーレーベル」がヒット。これらは、日本でだけ発売されていた「国産バーバリー」です。
しかし、ラグジュアリー路線というグローバル戦略を持っていたバーバリーは、本家よりもずっと手頃な価格で展開されているライセンス商品に否定的でした。
2010年、スペインでのライセンス契約を直営に切り替えたことが成功したため、2015年に三陽商会とのライセンス契約は打ちきりとなりました。

ブラックレーベル、売るなら早めに

ブラックレーベルとブルーレーベルは、単純に「バーバリーの廉価版」ではありません。そもそも三陽商会がバーバリーのライセンス契約を取れたのは、長年培った技術力が認められたためで、いずれも高い品質を誇ります。
しかし、ブランド解散に伴い、今後は買取価格が低下していくことが考えられています。売却をお考えの方は、早めがよいかもしれません。