ドミニクフランス（Dominique France）のネクタイ高額買取

ドミニクフランス（Dominique France）の歴史と市場価値

ネクタイ一筋で生きた創業者

Dominique France（ドミニック・フランス）は1939年、パリで創業されたネクタイブランドです。創業者はルネ・ブランドー。文字通り、ネクタイ一筋に生きた方です。
15歳の時にシャツメーカーへ入社。22歳でシャツとネクタイで有名なスルカ社パリ支店で働くようになります。ここでネクタイの仕入れを担当。10年後に独立する時には業界で名が通る程、ネクタイのエキスパートになっていました。そのため独立後ブティックを経営するにあたり、道義上の観点から自分の名前を商標に使えなかったそうです。

ルネだから作れた贅沢な一品

そこで思いついたのが「ドミニック」。聖人の名前であり、男女とも使える名前であることや響きの親しみやすさから採用。そこに「フランス」という言葉をつけ、フランス製品であることを分かりやすく示しました。
ルネはネクタイ製作にあたり、素材のシルク糸選び、織りデザイン、裁断、縫製のすべてを自ら手がけます。
生地はベビーシルクを正バイアス地に裁断。そのため生産枚数も限られていました。ネクタイのエキスパートだったルネだから出来た、贅を極めた一品です。
ルネが亡くなってからも、後継者たちによってブランドの哲学は引き継がれ、世界中でファンを獲得しています。