スーツの正しいたたみ方や持ち運びのポイントを徹底解説

公開日:2023年10月25日 / 更新日:2023年11月24日

「スーツのたたみ方で最適なものは?」
「スーツを美しい状態に保つたたみ方を知りたい」
「スーツをきれいに持ち運ぶポイントは?」
ビジネスシーンをはじめとして、長きに渡り愛されるスーツ。

本記事では、スーツのたたみ方や持ち運びのみならず、スーツの取り扱いの注意点まで詳しく解説していきます。
最後には、スーツの高価買取りに関する情報も載せているので、ぜひ最後までご覧ください。

スーツを美しい状態に保つたたみ方

まずは早速、スーツを美しい状態に保つたたみ方から解説していきます。
ここでは、以下の5つに分けて解説します。

  • パンツのたたみ方
  • スカートのたたみ方
  • ジャケットのたたみ方
  • ワイシャツのたたみ方
  • 短時間持ち歩く際のジャケットのたたみ方

それぞれ見ていきましょう。

パンツのたたみ方

パンツのたたみ方は以下の通りです。

  1. ボタンを外しファスナーを開ける
  2. プレスラインを整えながら左右の脚の折り目が重なるように揃える
  3. 裾の長さを均等にしながら三つ折りにする
  4. (ジャケットと合わせて持ち運ぶ際は)ジャケットの折り目にパンツを挟む形で格納する

スカートのたたみ方

スカートのたたみ方は以下の通りです。

  1. スカートの端から1/3ずつ中央へ重ねるように折る
  2. 半分に折る
  3. さらに半分に折って3つ折りにする
  4. (ジャケットと合わせて持ち運ぶ際は)ジャケットの折り目にパンツを挟む形で格納する

ジャケットのたたみ方

ジャケットのたたみ方は以下の通りです。

  1. ジャケットのボタンをすべて留める:生地が動くことによるシワを予防します。
  2. 腰ポケットのフラップを中に入れる:フラップとは腰ポケットの蓋を指します。フラップのめくれによるシワを予防します。
  3. ジャケットを裏返してベントを揃える:ベントとはスーツ背中側の裾にある切り込みを指します。全体の形を整えながら、ベントのめくれによるシワを予防します。
  4. 袖部の形を整える:シワが寄らないように生地を伸ばします。
  5. 両肩部を折り込む:形状を壊さないよう丁寧に内側へ折り込みます。
  6. 上下に分けるよう全体を2つ折りにする:スーツの幅を決めてから裾側を持ち上げて折ります。
  7. 生地を張る:残ったシワを除去します。

ワイシャツのたたみ方

ワイシャツのたたみ方は以下の通りです。

  1. ワイシャツのボタンをすべて留める:生地が動くことによるシワを予防します。
  2. 左袖部を左肩部の中心から縦のラインと平行になるよう折る:この際シワを伸ばしながらたたみます。
  3. 左袖部を付け根から縦のラインと平行になるよう折る
  4. 右も手順2〜3と同様に行う:この際左右均等になるよう意識します。
  5. 裾部を10cmの箇所で袖部と一緒に折り返す
  6. 上下に分けるよう全体を2つ折りにする:折った裾を両肩部の内側に巻き込むと崩れにくくなります。
  7. 生地を張る:残ったシワを除去します。

短時間持ち歩く際のジャケットのたたみ方

手元にハンガーがない、長時間持ち運ばないというときのたたみ方も紹介しておきます。

  • 両肩部の奥まで両手を入れる
  • そのまま生地を内側からつかむ
  • ジャケットを裏返す
  • 左右の襟の縁が揃うよう整える
  • 全体を半分に折りながら形を整える

その後は、腕にかけて持ち運んだり、椅子の背もたれにかけたりしてください。
そのまま椅子の座面にジャケットを置いても構いません。

スーツをきれいに持ち運ぶポイント

スーツを美しくたたんでも、運ぶ際に崩れてしまっては意味がありません。
そこでここからは、スーツをきれいに持ち運ぶポイントを4つ、紹介します。

  • 収納袋やタオルで包む
  • ガーメントバッグを使う
  • スーツケースにすき間をつくらない
  • スーツケースの下のほうに入れない

それぞれ解説していきます。

収納袋やタオルで包む

スーツをきれいに持ち運ぶためには、収納袋やタオルで包むことが重要です。
これにより、シワや汚れを防ぎ、外部からのダメージを最小限に抑えることができます。
また、収納袋やタオルがクッションの役割も果たし、スーツの形を保ちます。

持ち運び時や保管時にはできる限りこの方法を用いて、スーツを保護しましょう。

ガーメントバッグを使う

スーツをきれいに持ち運ぶためには、ガーメントバッグを使うこともおすすめです。
ガーメントバッグはスーツ専用のバッグのため、シワや汚れを防ぎ、スーツの形を保つことができます。

スーツケースにすき間をつくらない

スーツをきれいに持ち運ぶためには、スーツケースにすき間をつくらないことが重要です。スーツケースの中での移動や落下によるシワや汚れを防ぎ、スーツを保護します。すき間ができないように、パッキング時にはスペースを最大限活かして詰めましょう。

スーツケースの下のほうに入れない

スーツをきれいに持ち運ぶためには、スーツケースの下のほうに入れないことも重要です。
上に重なる荷物によってスーツが圧迫されることを防ぎ、シワや型崩れを最小限に抑えます。
そのため、スーツはできるだけ上に配置しましょう。

下記の記事では、大事なスーツの正しい持ち運び方と畳み方について解説しています。ぜひご覧ください。

スーツの取り扱いの注意点

スーツは非常に繊細な衣類です。
持ち運ぶとき以外にも、気をつけるべきポイントはいくつかあります。
ここからは、スーツの取り扱いの注意点を全般的に5つ、解説していきます。

  • 長時間たたんだ状態にしない
  • ある程度幅のあるハンガーにかける
  • ポケットを空にしてから吊るす
  • 湿気を避ける
  • ニオイの強いものから遠ざける

それぞれ確認していってください。

長時間たたんだ状態にしない

スーツをきれいに保つためには、長時間たたんだ状態にしないことが重要です。
長時間たたんでいるとシワがつきやすくなり、取り出した際にシワが残ってしまいます。
できるだけ早くハンガーにかけるか、ガーメントバッグで保護しましょう。

ある程度幅のあるハンガーにかける

スーツをきれいに保つためには、ある程度幅のあるハンガーにかけることも重要です。
幅のあるハンガーを使うことで、スーツの肩部分をしっかりと支えて型崩れを防ぎます。
細いハンガーだと肩部分が圧迫され、シワができやすくなります。

ポケットを空にしてから吊るす

スーツをきれいに保つためには、ポケットを空にしてから吊るすことも重要です。
ポケットに物を入れたままハンガーにかけると、スーツの形が崩れたり、ポケットがたるんだりします。
ポケットを空にしてから吊るすことで、スーツの見た目を美しく保てます。

湿気を避ける

スーツをきれいに保つためには、湿気を避けることも忘れないようにしましょう。
湿気がある環境では、シワやカビの原因になります。
適度な湿度や通気性の良い場所で保管するか、湿気を吸収するアイテムを使うことで、スーツをより長持ちさせられます。

ニオイの強いものから遠ざける

スーツをきれいに保つためには、ニオイの強いものから遠ざけることも重要です。
香水やタバコの匂いはスーツに残りやすいため、ニオイの強いものをスーツの近くで使用しないように心掛けましょう。
また、収納する際にはダンボールやプラスチック袋などで保護し、他の衣類から離して保管することも大切です。

スーツにシワができた際の出張先での対処法

持ち運び時に気をつけていても、シワができる可能性は常にあります。
ここからは、スーツにシワができた際の出張先での対処法として、以下3つの方法を紹介します。

  • シワ取りスプレーをかける
  • 浴室にスーツを吊るす
  • アイロンを当てる

それぞれ見ていきましょう。

シワ取りスプレーをかける

シワ取りスプレーを使用すると、スーツのシワを簡単に解消できます。
スプレーをスーツにかけ、軽く伸ばしてからパンパンと音がするまで振ります。
その後、自然乾燥させるとスーツがシワから復元されます。

ただし、スプレーの効果や取り扱い方法は商品によって異なるので注意しましょう。

浴室にスーツを吊るす

出張先でスーツにシワができた場合、浴室にスーツを吊るすことでシワを取ることができます。
シャワーを浴びた後、湿気のある浴室でスーツをハンガーにかけると、蒸気によってシワが伸びる効果があります。
しっかり吊るし、ドアを閉めた状態で数十分から数時間放置すると効果的です。

ただし、素材や状態によっては完全にシワが取れない場合もあります。

アイロンを当てる

アイロンを使用してスーツにできたシワを取ることができます。
適切な温度設定を行い、シワのある部分にアイロンをかけましょう。
布を挟むことでスーツを保護しながらアイロンを使用することが大切です。

ただし、素材によっては焦げや変形のリスクがあるので注意してください。

シワになりにくいスーツの素材

ポリエステルなどの化学繊維を含むスーツ素材は、柔軟性があり独自の弾性を持ちます。
そのため、動きやすくシワになりにくい特徴があります。

一方、毛などの天然素材は繊維が起こることで形が崩れやすく、シワができやすい素材です。
ただし、最近の技術により天然素材でもシワになりにくい加工が施されている場合もあります。

スーツのたたみ方はアイテム別に5種類覚えよう

スーツのたたみ方は、ジャケットやズボンなどのアイテムごとに違います。
正しいたたみ方を覚えておくことで、シワをできる限り防げるため、スーツの寿命増加にもつながります。
それぞれのアイテムのたたみ方を覚えて、スーツをきれいな状態で保ちましょう。

クールヴェールではブランドを熟知したスタッフがスーツや革靴等、幅広いアイテムの高価買取を行っています。
スーツの高額買取りならクールヴェールへご相談ください。

この記事の監修者

監修者の写真

鈴木義彦

株式会社クール・ヴェール 代表

<学歴>

高卒!!(今でも大学への憧れあり。社会人枠を狙っている。)

<職歴>

1998年|SPA大手アパレル 新卒入社
暴力体制の無理やり販売するスタイルに共感できず2年で退社。

2000年|株式会社シップス アルバイト入社
メンズドレスを半年学ぶ。時給800円のカップラーメン生活に耐えられず退社。

2001年|アパレルコンサルティング会社 中途入社
社長の女癖の悪さを見かねて退社。給料の振込手数料を社員持ちにするセコさにも見かねて・・・。

2005年|アパレル会社の上司と株式会社〇〇の創業に携わる
共同出資にも関わらず、上司のお金の使い方がブラックボックス過ぎて信用できず退社。

2006年|株式会社クールヴェール創業
好きな洋服をバイ&セルする喜びを知り今に至る。自分の得意分野のメンズドレスの専門サイトを立ち上げ、一人ひとりのお客様に接する喜びを楽しみながら自らも店頭に立つ。

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