ハイブランドスーツの魅力とは?価格が高い理由も紹介

公開日:2024年1月26日 / 更新日:2024年12月7日

ビジネスの場ではもちろん、冠婚葬祭やプライベートなどでもスーツを着用する機会は多くあります。
本記事では、ハイブランドスーツについて、種類やスーツを選ぶ際のポイントや魅力、ハイブランドスーツの価格が高い理由などを解説していきます。また、人気のスーツブランドもご紹介するので、ぜひご参考ください。

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スーツの概要

スーツとは「上着とパンツを共生地で仕立てた上下揃った衣服」であり、えりに芯が入ったシャツにネクタイと革靴を合わせることで、多くの場に適応できます。
その歴史には諸説ありますが、軍服や乗馬服から派生したものと考えられています。
19世紀のヨーロッパで軍事的な制服が一般化し、そのスタイルが民間の服飾にも反映されたとの説が有力です。
日本では明治時代ごろから、西洋文化の影響を受けながらスーツが登場しはじめました。
当初は外国人の居留民が着用していましたが、徐々に普及し、ビジネス服として今なお愛されています。
現代のスーツは、機能性や快適さ、シンプルなデザインが重視され、ビジネスシーンだけでなく、さまざまな場面で広く用いられるようになりました。

スーツの種類

一口に「スーツの種類」といっても、その分類は多岐にわたります。
ここでは網羅的に、以下7つの分類について見ていきましょう。

  • ボタンの配列
  • コーデのセット
  • ラペル(襟)の形
  • ベント(ジャケットの後ろの裾に入った切れ目)の数
  • 柄の種類
  • ボタンの数
  • ポケットのデザイン

それぞれ、どういった種類があるのか、詳しく解説していきます。

ボタンの配列

ボタンの配列の主な種類は、以下の2つです。

  • シングル:前ボタンの配列が一列になったデザイン。シンプルでクラシックな印象を与え、スタイリッシュかつエレガントな外見が特徴。ビジネスや冠婚葬祭など、さまざまな場面で着用することができ、幅広い人に適している。
  • ダブル:前ボタンが二列になったデザイン。重厚感のあるシルエットとクラシックな雰囲気を演出。フォーマルな場や冠婚葬祭などのイベントに適している。

コーデのセット

セットの主な種類は、以下の2つです。

  • ツーピース:ジャケットとパンツの2点がセットになっているスタイル。さまざまな素材や色、柄のツーピーススーツが存在し、その選択肢は非常に多岐にわたる。ビジネスシーンでは通常、ダークカラーやストライプ柄のスーツが好まれるが、そのシンプルさと汎用性からさまざまなスタイルやシーンに合わせてアレンジすることも。結婚式などのフォーマルなイベントにも適している。
  • スリーピース:ジャケットとパンツに加えてベストがセットになったスーツのスタイル。フォーマルで紳士な装いを演出する。ベストにはポケットも備わっており、小物を収納するのに便利。ビジネスシーンやフォーマルなイベントなどで活躍する。

ラペル(襟)の形

ラペルの形の主な種類は、以下の3つです。

  • ノッチドラペル:ジャケットの襟がV字型になっており、その中央に小さな切り込みが入っている襟の形。シングルスーツの定番仕様として広く使われており、クラシックで洗練された印象を与える。身体に沿うようにフィットし、スーツ全体のシルエットを引き締めてくれる。
  • ピークドラペル:下襟が尖った襟の形。カジュアルでありながらドレッシーな印象を与えられる。とくに結婚式やパーティーなどの華やかなシーンにおすすめ。
  • ショールカラー:上襟と下襟が分かれていない特徴的な襟の形。タキシード向けのデザインであり、華やかな場面でよく使用される。カジュアルなファッションにも多く使用され、とくにニット素材のスーツによく見られる。

ベント(ジャケットの後ろの裾に入った切れ目)の数

ベントの主な種類は、以下の3つです。

  • センターベント:裾の中央に切れ目が入っているデザイン。もっともスタンダードなスーツとして広く知られており、動きやすさを追求した仕様。シンプルでありながらエレガントなデザインで、ビジネスシーンからカジュアルなイベントまで幅広い場面で使われる。
  • サイドベント:両サイドに縦の切れ目が入っているデザイン。ゆったりとしたシルエットが特徴であり、クラシックな印象を与える。快適な着心地を求める方や長時間の着用が必要な場面で選ばれる。
  • ノーベント:裾に切れ目がないデザイン。主に冠婚葬祭などのフォーマルな場面で使用される。切れ目がないため、背中や腰回りにスッキリとしたラインが出る特徴がある。

柄の種類

柄の主な種類は、以下の3つです。

  • 無地:シンプルで洗練された印象を与えるデザイン。シンプルかつエレガントな印象を形成する。一般的に汎用性が高く、さまざまな場面で活躍できる。
  • ストライプ:細かい縞模様が特徴的なデザイン。印象を引き締める効果があり、縦のラインが体を長く見せ、スマートな印象を与える。また、ストライプの幅や配色によって、個性や華やかさをより演出することも可能。
  • チェック:小さな正方形の柄が特徴的なデザイン。ビジネスシーンやカジュアルな場面で人気であり、個性的な雰囲気を演出できる。

ボタンの数

ボタンの数は、基本的に以下のいずれかです。

  • 1つボタン:ドレッシーで洗練された印象を与え、主にフォーマルな場面で使用される。Vゾーンの深さによっても雰囲気が変わり、狭いと落ち着いた感じ、広いとエレガントな印象を演出する。
  • 2つボタン:シーンを問わず着用でき、ビジネスやカジュアルなシーンにも適している。

ポケットのデザイン

ポケットのデザインの主な種類は、以下の2つです。

  • フラップポケット:フラップがついていて、雨や埃がポケットに入るのを防ぐ役割を果たす。一般的なビジネス仕様のスーツにもっとも多く見られるスタイル。
  • スラントポケット:ジャケットのポケットが斜めにデザインされている。平行ではなく外側にむけて斜めに配置されているため、腰周りがシャープに見える効果がある。

下記の記事ではスーツの種類を詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
関連記事>>スーツにはどんな種類がある?デザインやボタン・ポケットの種類も解説

スーツ選びの軸

次に、スーツ選びの軸を紹介していきます。
当然人によって異なるため、参考として確認してください。
基本的には、以下の5つが挙げられます。

  • 用途(着用シーン)
  • サイズ
  • デザイン・シルエット
  • 品質・耐久性
  • 価格

それぞれ解説していきます。

用途(着用シーン)

用途(着用シーン)はスーツ選びの重要な軸です。
ビジネスシーンやフォーマルな場での使用にはクラシックで落ち着いた色やデザインが適しています。
一方、カジュアルなイベントや外出先では、より個性的でカラフルなスーツが適切です。
用途に合わせて選ぶことで、自分のスタイルやシーンにマッチしたスーツを楽しむことができます。

サイズ

スーツ選びにおいて、サイズも非常に重要です。
適切なサイズを選ぶことで、スーツが自然に体にフィットし、スタイリッシュな印象を与えます。
ジャケットの肩幅や袖丈、パンツのウエストや丈など、各パーツのサイズを正確に測定しましょう。
オフザラックでは合わない場合もありますが、テーラーによる調整で完璧なサイズに仕上げることも可能です。
自信を持ってスーツを着こなすために、サイズの選択には細心の注意を払いましょう。

デザイン・シルエット

スーツ選びにおいて、デザインとシルエットは重要な要素です。
デザインは好みやシーンに合わせて選びましょう。
シルエットはスーツの見た目やフィット感に影響します。
スリムフィットやクラシックフィットなど、自分の体型に合ったシルエットを選ぶことが大切です。
また、肩幅やウエストなど、パーツごとのバランスも重要です。
自分のスタイルに合わせたデザインとシルエットを選んで、自信を持ってスーツを着こなしましょう。

品質・耐久性

品質と耐久性もスーツ選びにおいて非常に重要な要素です。
高品質な素材や丁寧な縫製は、スーツの長持ちと耐久性を保証してくれます。
毎日着用するものであるため、耐久性は必須です。
また、品質の良いスーツは風合いやドレープも優れており、上品な印象を与えます。
経済的にも長期的な視点で考えて、品質と耐久性に注目してスーツを選びましょう。

価格

価格はスーツ選びにおいて重要な要素です。
予算内で質の良いスーツを選ぶことが大切です。
高価格ではなく、コストパフォーマンスに優れたスーツを探しましょう。
素材や縫製の品質、耐久性を考慮しながら、自分に合った価格帯を見極めて選びましょう。
上手にバランスを取ることで、満足感のあるスーツを手に入れることができます。

ハイブランドスーツの魅力

ここからは、ハイブランドスーツの魅力を解説していきます。
特筆すべき点は以下の4つです。

  • 光沢
  • 着心地のよさ
  • 洗練されたデザイン・シルエット
  • 耐久性

それぞれ見ていきましょう。

光沢

ハイブランドスーツの魅力のひとつは、光沢のある素材です。
高品質な生地や仕上げによって、上品で華やかな輝きを放ちます。
光沢はスーツに深みと豪華さを与え、より洗練された印象を演出してくれます。
光沢があることによって、自身のスタイルや存在感を際立たせることができるでしょう。

着心地のよさ

ハイブランドスーツの魅力は、その着心地のよさです。
高品質な素材と縫製技術によって、スーツは快適に身に着けることができます。
柔らかさや肌触りはもちろんのこと、柔軟性や通気性も考慮され、動きやすさを追求しています。
着る人の体型にフィットし、自然なシルエットを作り出すことで、一日中快適に過ごせるのです。
その心地よさが自信を与え、自分自身を最高の状態で表現できるでしょう。

洗練されたデザイン・シルエット

ハイブランドスーツの魅力は、その洗練されたデザインとシルエットにあります。
独自のカッティングやディテールによって、スーツはスマートでクラシックな印象を与えます。
シャープなラインや絶妙なバランスが、着る人の体型を引き締め、スタイリッシュさを際立たせてくれるでしょう。
洗練されたデザインは、時代を超越し、長く愛されるスーツの魅力です。

耐久性

ハイブランドスーツの魅力のひとつは、その耐久性です。
ハイブランドは高品質な素材を厳選し、熟練した職人によって丁寧に作られています。
裁断や縫製においても高い品質基準を満たし、長期にわたって使用することができます。
また、ハイブランドはトレンドに左右されず、クラシックなデザインを採用しているため、着飾りたい機会やビジネスシーンで常に活躍できるスーツです。

オーダーメイドスーツの魅力

オーダーメイドスーツの魅力は、まず自分の体にぴったりとフィットしたサイズになっているため、スーツに余計な負荷や生地のこすれの心配がありません。
さらに、細かい部分まで縫製が丁寧であり、良質な生地を使っていることも多く、既製品のスーツよりも長持ちしやすいです。
オーダーメイドスーツは個々の要望に合わせた最高のフィットと耐久性を提供し、独自性と高品質を兼ね備えることが魅力となっています。

ハイブランドスーツの価格帯が高いワケ

なぜ、ハイブランドスーツは価格帯が高いのでしょうか。
その理由は、生地の品質や縫製技術にあります。
それぞれ解説していきます。

生地の品質

ハイブランドスーツは厳選された高品質な生地を使用しています。また、細かいディテールにもこだわり、洗練された仕上がりを追求しており、これによりスーツの風合いや耐久性が向上して、快適な着心地や優れたシルエットを実現しているのです。
さらに、ハイブランドスーツは環境に配慮した持続可能な生産方法を採用していることもあります。

縫製の技術

ハイブランドスーツは、熟練した職人が手作業で丁寧に縫製を行い、高度な技術と経験を駆使しています。これにより、スーツの仕立てには均等で美しい縫い目で、しっかりとした強度、高い耐久性が実現されているのです。
こうした縫製技術が高い付加価値を生み出し、価格を高めています。

人気のスーツブランド4選

ここからは、人気のスーツブランドを4つご紹介していきます。

  • アルマーニ
  • ヒューゴボス
  • ブルックスブラザーズ
  • バーバリー

それぞれ確認してください。

アルマーニ

アルマーニは1975年にジョルジオ・アルマーニによって設立されたイタリアのファッションブランドです。
洗練されたデザインと確かな品質で知られ、とくにスーツの分野で世界的な評価を得ています。
アルマーニのスーツは、上質な素材と独自のカッティングにより、洗練されたシルエットと快適な着心地が魅力です。
そのため、ビジネスシーンやフォーマルな場でも多くの人々から支持されています。

ヒューゴボス

ヒューゴボスはドイツ発の世界的なファッションブランドで、とくにスーツの分野で高い評価を受けています。
設立当初はレインコートやオーバーオールを作っていました。
洗練されたデザインと優れた品質が特徴で、ビジネスシーンでの格好良さと快適さを追求しています。
ヒューゴボスのスーツは、細部までこだわった縫製技術と上質な素材の組み合わせにより、洗練されたシルエットと優れたフィット感を実現しています。
そのため、多くのビジネスマンに愛されるブランドとなっています。

ブルックスブラザーズ

ブルックスブラザーズは1818年にアメリカで創業された伝統的なスーツブランドです。
クラシックなスタイルと品質にこだわり、ビジネスマンにとって信頼できる選択肢となっています。
細部まで緻密に作られたスーツは優れたフィット感と耐久性を持ち、上質な素材を使用。
ブルックスブラザーズのスーツは、洗練されたシルエットと伝統的な魅力を兼ね備えており、多くの人々から支持を受けています。

バーバリー

バーバリーは、イギリスのアパレルブランドであり、とくにアウトドアウェアやスーツの分野で有名です。
ブランドの起源は1894年に遡り、イギリスの田舎をイメージしたユニークなデザインが特徴です。
耐久性と機能性に優れた素材を使用し、悪天候にも耐える高品質な製品を提供しています。
バーバリーのスーツは、英国の伝統的なテーラリング技術とモダンなスタイルを融合させ、上品で洗練された姿を演出します。

ハイブランドスーツの取り扱いにおける注意点

ハイブランドスーツの取り扱いにはいくつかの注意点があります。
まず、専門のクリーニング店でのクリーニングをおすすめします。
自宅での手洗いやドライクリーニングは素材に損傷を与える可能性があるためです。
また、取り外し可能なパーツやアクセサリーは、取り外しておくことで長持ちさせることができます。
さらに、スーツを着ないときはクリーニング用の袋に入れて保管し、折りシワを防ぐことも大切です。
これらの注意点を守ることで、ハイブランドスーツの美しさや耐久性を保つことができます。

スーツのハイブランドの価格帯が高いワケは生地と縫製

今回は、ハイブランドスーツについて解説してきました。
ハイブランドスーツの価格帯が高いワケは、高品質な生地と縫製の技術にあります。
ハイブランドは厳選された上質な素材を使用し、絶妙なバランスと快適な着心地を追求しています。
また、職人の手による丁寧な縫製は、耐久性と美しいシルエットを実現しており、これらの要素が融合し、高級感や高度な仕立てが生まれることで価格が高くなるのです。

クールヴェールなら、スーツの来店買取から出張買取、全国対象の宅配買取まで行っています。
スーツ買取ならクールヴェールへご相談ください。

この記事の監修者

監修者の写真

鈴木義彦

株式会社クール・ヴェール 代表

<学歴>

高卒!!(今でも大学への憧れあり。社会人枠を狙っている。)

<職歴>

1998年|SPA大手アパレル 新卒入社
暴力体制の無理やり販売するスタイルに共感できず2年で退社。

2000年|株式会社シップス アルバイト入社
メンズドレスを半年学ぶ。時給800円のカップラーメン生活に耐えられず退社。

2001年|アパレルコンサルティング会社 中途入社
社長の女癖の悪さを見かねて退社。給料の振込手数料を社員持ちにするセコさにも見かねて・・・。

2005年|アパレル会社の上司と株式会社〇〇の創業に携わる
共同出資にも関わらず、上司のお金の使い方がブラックボックス過ぎて信用できず退社。

2006年|株式会社クールヴェール創業
好きな洋服をバイ&セルする喜びを知り今に至る。自分の得意分野のメンズドレスの専門サイトを立ち上げ、一人ひとりのお客様に接する喜びを楽しみながら自らも店頭に立つ。

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