プラダとは?ブランドの歴史と特徴・メンズに人気のアイテム

公開日:2021年10月20日 / 更新日:2023年10月27日

イタリアのハイブランド「プラダ(PRADA)」は、芸能人や著名人をはじめ世界中の人々から愛されるブランドです。

創業以来服飾・ジュエリー・香水などさまざまなファッションアイテムを手がけ、映画「プラダを着た悪魔」は今日高収入1億ドルを超える大ヒット作となりました。

レディース・メンズの衣類を中心に展開しているアパレル企業ですが、家族経営の店からスタートし、創業者が亡くなった後に隆盛を極めたことでも知られています。

本記事では、プラダのブランドコンセプト・歴史・創設者の経歴とともにブランドの特徴やメンズラインの人気アイテムについて詳しく紹介します。

プラダについて詳しく知りたい方、製品の奥に隠されたさまざまな背景に興味のある方はぜひ参考にしてください。

プラダのプランドコンセプト

プラダとは、創業者の名字から取って名付けられたハイブランドです。ブランドのコンセプトは、「日常を贅沢に飾る」創業者の孫であるミウッチャ・プラダによって確立されました。

このコンセプトは、創業以来の伝統を重視しながら現代的な素材や色使いなども取り入れるという内容で、世界的な人気を集めることに成功しました。

そんなブランドコンセプトをもっとも良く表現しているアイテムといえば「ポコノ」シリーズ。バッグ=革素材が主流だった時代に、いち早く工業用の素材を取り入れ、撥水性と耐久性を兼ね備えたバッグとして世に送り出されたものが「ポコノ」なのです。

プラダのロゴマークのみを配したシンプルなデザインにも関わらず、堅牢かつ光沢感のある素材は高級感のある見た目に仕上がっており、業界内では異種的な存在とされたアイテムは、現代の男女を中心に爆発的なヒットとなりました。

軍が使用するミリタリー用品のための素材をあえて日常に取り入れつつ高級感を失わないこだわりによって、プラダには「現代的」かつ「革新的」なイメージが定着していきます。

プラダの歴史

プラダの歴史は、1912年に創業者の兄弟が店舗を構えたことに始まります。創業当時から高品質・高付加価値を追求してきたプラダですが、製品がヨーロッパ中に知れ渡るまでに旅行カバン・スーツケース・トランクなど移動に適した製品を次々と手がけていました。

遠く離れたイギリスにも店舗を構え、1950年代に創業者のマリオ・プラダが死去。遺された娘たちがブランドを受け継ぎ、1978年ごろからは創業者の孫娘であるマリア・ビアンキが家族経営に加わりました。

彼女はミラノ大学政治学科で政治を学んでいましたが、卒業後はプラダのアクセサリー部門でデザインを担当。1980年に親族の勧めで「ミウッチャ・プラダ」に改名しています。

彼女はイタリアの伝統である職人の手作業を重視し、創造的な物づくりに取り組み続けます。自身のブランド「MIU MIU」を立ち上げるなど、持ち前の感性を活かしてデザイナーとしても大活躍。

彼女の夫であるパトリツィオ・ベルテッリはかつてプラダのコピー商品を販売していましたが、会社から抗議を受けると、驚くことにビジネス提携を提案しました。

そうして二人はビジネス上の関係を続けていましたが、87年に結婚。その後もプラダブランドの展開における重要なパートナーとなっています。

ミウッチャはビジネスマンである夫の力を借りながら、70年~80年代にやや低迷していたプラダの事業を再建しました。軍隊に使用されていた素材を使った「ポコノ」シリーズもこの頃発表され、プラダの復権を強く後押ししたといわれています。

1988年には夫の助言によりレディース服の展開を始め、ビジネスに幅をもたせるといよいよ一般市民にもブランドが認知されるようになりました。MIU MIUの成功も重なり、プラダは女性を中心に人気を獲得。メンズラインやスポーツアイテムを手がけ、高級ブランドとしての地位を確立していきました。

下記の記事では、スーツケースの人気ブランドについて解説しています。あわせてご覧ください。
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プラダを作り上げた創設者

プラダの創業者はイタリア人のマリオ・プラダと、弟のマルティーノ・プラダの2人です。高級皮革が上流階級のニーズに合致することを受け、2人はイタリアのミラノに「フラテッリ・プラダ(プラダ兄弟)」という高級革製品を扱う店をオープンしました。

兄弟が力を合わせて経営を続けながら、兄のマリオはヨーロッパを周遊します。当時としては大変珍しいセイウチ・ゾウ・クロコダイルなどの皮革を集めてまわり、一流の職人にそれらの皮革を使ったバッグの製作を依頼。

この試みが上流階級の人々の注目を集め、開店からわずか6年目にしてイタリア王室の御用達店舗となりました。たったの1代で成功への階段を駆け上がったブランドですが、王侯貴族に支持されるだけの確かな品質が備わっていたことも特筆すべきポイントといえるでしょう。

プラダのブランドの特徴

ここからは、プラダのブランドとしての特徴をチェックしていきましょう。

伝統と革新

プラダのブランドとしての特徴は、第一に「伝統」と「革新」の両立です。今でこそ「ポコノ」シリーズが知名度を獲得していますが、創業当時はイタリア国内屈指の高級皮革を扱うブランドであり、現在も皮革製品の製造に関するこだわりは受け継がれています。

代表的なものが「サフィアーノ」と呼ばれるシリーズで、プラダの手がける革製品の中でも特に高品質なことで知られています。サフィアーノは牛革に型押し加工を施した「サフィアーノレザー」を指し、型押し加工によって革素材がさらに傷や汚れなどのダメージに強くなる特徴があります。

サフィアーノレザーはプラダ以外のブランドでも広く採用されていますが、型押し加工を施した製品をいち早く手がけてブランド化したことで、サフィアーノ=プラダのイメージが定着しました。

カジュアル・スポーツラインへの進出

上流階級御用達の皮革製品ブランドは、世界各国の市民に広く受け入れられる存在となりました。そのため、プラダでは2000年代に入り、カジュアル路線やスポーツラインへと進出しています。

スポーツラインとして有名なのが「リネアロッサ」シリーズ。プラダスポーツという名称でも知られていますが、黒やグレーに赤いラインが入ったプラダならではの意匠が特徴的です。

リネアロッサシリーズは2018年の秋冬シーズンから再始動し、現在はアパレルアイテムとして若者向けのカジュアルなワードローブを多数手がけ、これまでにないカジュアル・ストリート・スポーツの領域を開拓し続けています。

参考:プラダ公式ページ

プラダでメンズに人気商品をチェック

ここからはプラダ製品のうち、男性に人気の高い商品を紹介します。

財布

プラダの原点である皮革製品は、現在もビジネスマンを中心に世界中の男性から支持されています。

その中心的存在ともいえるものが、定番のサフィアーノレザーを使った財布。長財布・二つ折り・カードケース・ラウンドジップウォレット・コインケースなど用途に合わせて選べます。

素材とともにチェックしたいものが、「プラダ」のロゴマークの入り方です。ブランドを強く印象づけられる三角形のプレートは、高級感がありながらプラダらしい主張ができるデザイン。

文字のみの印字や型押しタイプもあるので、ビジネスシーンなど使いどころに合わせてチョイスしてみてはいかがでしょうか。

ファッション小物

映画「プラダを着た悪魔」が女性を中心に人気を博したように、プラダのバッグやワードローブには女性的なイメージがあります。

一方、男性にはプラダのファッション小物が人気。革のベルトやキーリングなど、さりげなく身につけられるアイテムにプラダを取り入れるファッションも定番です。

プラダのメンズアイテムとしてはベルト・サングラス・キーリング・スニーカーなど、普段着にプラスして身につける小物は取り入れやすく、さりげないところに高級感をプラスして高見え・高見せするオシャレが人気を集めています。

 

【クールヴェールの買取実績ご紹介】プラダのセカンドバッグ

プラダ サフィアノ セカンドバッグの買取実績

リネアロッサ

プラダのスポーツラインとして登場したリネアロッサは、ポロシャツ・レギンス・ソックス・ウインドブレーカーなど普段使いもできるアイテムが揃っています。

リネアロッサシリーズのポロシャツやスニーカーはスポーツシーンに関わらず日常的に着用できるアイテムで、年代を問わず身につけられるシンプルなデザインも人気の秘密。

プラダが得意とする黒・グレーのベーシックな色味に赤のラインを加え、印象的かつスポーティなデザインに仕上げています。

プラダのスーツ

プラダでは小物だけでなく、メンズのスーツにもこだわりがつまっています。スーツは男性の体のラインも意識しながら、美しく見えるように細部まで配慮して製作されているため、とても人気です。

さらに詳しくプラダのメンズスーツの特徴や気になる価格について知りたい方は、こちらからご覧ください。

関連記事>>プラダのブランドとしての軌跡とメンズスーツの特徴

シーンを選ばず使えるアイテムが豊富に揃う

今回は、プラダの歴史やメンズに人気のアイテムとともに、皮革製品から普段使いができるリュックやTシャツなどのカジュアルなアイテムまで幅広く揃えられる長所や強みを紹介しました。この記事を読んでいただくことでプラダのブランドの特徴がおわかりいただけたと思います。

プラダの製品は世界的に需要が高く、国内でも常に一定のニーズがあります。買取を考えている方はぜひプロのバイヤーが在籍する「クールヴェール」にご相談ください。

プラダの買取実績や参考価格はコチラからご覧ください。

 

クールヴェールではブランドを熟知したスタッフがスーツや革靴等、幅広いアイテムの高価買取を行っています。

スーツ買取りならクールヴェールご相談ください。

この記事の監修者

監修者の写真

鈴木義彦

株式会社クール・ヴェール 代表

<学歴>

高卒!!(今でも大学への憧れあり。社会人枠を狙っている。)

<職歴>

1998年|SPA大手アパレル 新卒入社
暴力体制の無理やり販売するスタイルに共感できず2年で退社。

2000年|株式会社シップス アルバイト入社
メンズドレスを半年学ぶ。時給800円のカップラーメン生活に耐えられず退社。

2001年|アパレルコンサルティング会社 中途入社
社長の女癖の悪さを見かねて退社。給料の振込手数料を社員持ちにするセコさにも見かねて・・・。

2005年|アパレル会社の上司と株式会社〇〇の創業に携わる
共同出資にも関わらず、上司のお金の使い方がブラックボックス過ぎて信用できず退社。

2006年|株式会社クールヴェール創業
好きな洋服をバイ&セルする喜びを知り今に至る。自分の得意分野のメンズドレスの専門サイトを立ち上げ、一人ひとりのお客様に接する喜びを楽しみながら自らも店頭に立つ。

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