遺品のスーツの処理方法と買取を依頼する際のコツを解説

公開日:2024年4月23日 / 更新日:2024年4月23日

遺品整理でスーツを処分することになった場合、処分方法にお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。燃えるゴミとして処分するほか、買取や下取りに出したり、不用品業者を利用するなど、さまざまな手段があります。

本記事では、遺品のスーツの処理方法と、買取でなるべく高く引き取ってもらうためのポイント、買取や下取りで拒否されるケースについて解説します。

遺品としてスーツが出てきたら

遺品整理は、故人の持ち物を家族が処理するようになるため、故人の意思を受け継いで、または親族と相談しながら、適切な方法を選んで対処するようにしましょう。個人的な判断で処理した場合、後から親族どうしで問題になるケースもありますので、事前に話をしてから処理することをおすすめします。

では、遺品の中でも、衣類について確認していきましょう。生前、会社勤めでスーツを良く着ていた人であれば、遺品としてスーツが何着か残されているでしょう。遺品のスーツは、良い状態であれば、買取や下取りで売却することも可能です。

買取、下取りに出すことも検討しながら、まずは、遺品のスーツをどのように処理するか、
大きく3通りに分けて整理してみましょう。
遺品のスーツを「手元に残すスーツ」と「処分するスーツ」「買取や下取りに出す」に分けます。

※手元に残すスーツ

  • 故人の思い出の品として取っておく
  • 親族や知人と相談して形見分けする

※処分するスーツ

  • 支援団体に寄付する
  • ゴミに捨てる

※買取、下取りに出すスーツ

  • 状態の良い物やブランド品を確認する

処分するスーツは、捨てる前に古着を扱う団体などに寄付することを検討しましょう。その後、寄付の手配が難しい場合は、自治体のゴミ出しルールに従って処分してください。スーツは「燃えるゴミ」または「資源ゴミ」になります。区分は自治体によって異なるため、あらかじめ確認してください。

手元に残すスーツは、写真を撮って親族や友人に見てもらって欲しいものは形見分けにします。新しいスーツで高価なものは、リサイクルショップ、ネットオークション、フリマアプリを利用して売却することも検討しましょう。

遺品のスーツを買取や下取りにする際は、まずは、相場や買取条件などを調べることから始めましょう。

整理を行うタイミング

遺品の整理を行ってから形見分けをするタイミングについては、親族や知人が集まる四十九日の法要の日などが良いでしょう。形見分けの渡し方については、遺品を紙袋に入れて形見分けだということを一言添えてお渡しするなど、受け取ってもらいやすくなります。
また、形見分けの必要がなく、処理して良いということであれば、処理方法について親族と相談して合意の元で進めるとトラブルにならずにできます。

整理する際の注意点

遺品のスーツを整理する際は、スーツのポケットの中にお金や貴重品などが入っていないかチェックしましょう。故人の大事なものを取っておくためや、買取や下取りに出す際に、問題なくやりとりをするためです。
また、スーツがブランド品またはブランド品以外で査定が変わってきますので、スーツの保存状態やサイズ、デザイン性なども含めて調べておくと良いでしょう。

遺品のスーツを処理する方法

では、遺品整理でスーツが出てきた場合に、どのような処理の方法があるのか確認しましょう。

専門業者に買取を依頼する

遺品のスーツは、スーツはブランド品や素材の良い高価なものに限り買取専門業者に出すことができます。ノーブランドの場合は、寄付や知人に譲る方法などを考えましょう。
ただし、ブランド品であってもデザインが古いものや汚れやシミ、破れているものは買取できないケースもあります。もし古くて消耗しているスーツで買取を検討している場合は、中古スーツ買取専門業者に相談してみましょう。状態が悪い場合でも買取を実施している店もあります。

また、スーツの買取は、量販店やリサイクルショップでも受け付けていますが、大抵の場合は査定が低く、買取価格が安価になります。そのため、スーツ買取専門業者に相談して引き取ってもらう方がおすすめです。

また、買取に出す方法は、自分でお店に持ち込んで査定してもらう場合や、出張買取や宅配買取、オンライン買取などがあります。出張買取や宅配買取は、実際、お店に行く手間が省けることがメリットです。時間に余裕がある人であれば、比較的高く査定される傾向にある持ち込みがおすすめです。オンライン買取は、条件やタイミングによっては高く査定されることもあり、スマートフォンひとつで作業ができるメリットがあります。

下取りしてもらう

遺品のスーツは、下取りに出すことができます。下取りは、古いスーツと控えに新しいスーツを割引価格で購入できたりクーポン券をもらえたりするメリットがあります。
下取りをしているお店は、スーツの量販店、衣料品専門店、スーツ専門店などがあります。

また、衣料の専門店へ下取りに出すと、スーツではなく衣料品扱いになるため、下取り価格は安めになります。一方、スーツ専門店の場合は、スーツの商品に特化しているため、一般相場、または、それ以上で下取りしてもらえることもあります。

寄付する

古着を寄付する団体に遺品のスーツを寄付することができます。下取りや買取ができなかった場合は、捨てるのはもったいないので寄付することも検討しましょう。
寄付された古着は、アフリカ、アジアなどの途上国に贈られたり、途上国の支援活動に使われたりしています。
使わなくなったスーツが世界のどこかで再利用されるので、遺品整理の方法として検討してみるのも良いでしょう。

知人に譲渡する

遺品のスーツを知り合いに譲るのもひとつの方法です。スーツのサイズが合えば、声をかけてみるのもおすすめです。もらってくれる人がいて再利用できれば理想的です。ただし、
無理に押し付けるのだけは控えて、快くもらってくれる場合に声をかけてみましょう。

遺品整理専門の業者に引き取ってもらう

大量に遺品のスーツがある場合は、不用品を回収してくれる遺品整理専門業者に引き取ってもらうことができます。自宅まで来てくれて、不用品の仕分けから廃棄処分まで請け負ってもらうことができます。スーツ以外にも遺品の量が多い場合に一括してお願いすることもできます。遺品整理業者の見積りについては、処分する荷物の量によって決められます。

ただし、スーツ専門の業者ではないため、査定による報酬についてはあまりこだわらない方が良いでしょう。もし、高額な買取を希望する場合は、スーツ専門店の方がおすすめです。

ごみとして処分してしまう

最終的には、何もしないでゴミとして処分してしまう方法があります。スーツが大量にある場合は、燃えるゴミの日に少しずつ持って行ってもらいましょう。
また、スーツは資源ごみとしてもゴミ処理できます。ボタンや金属類を取り除いて布類だけを出すことができます。

遺品のスーツを高く買い取ってもらうポイント

遺品のスーツを買取に出す場合、なるべく高額に査定してもらえるよう、買取に出すタイミングを考えたり、スーツの状態をきれいにしてから出すように気を付けましょう。

クリーニングに出す

遺品のスーツを買取に出す前は、汚れやニオイを取るためにクリーニングに出します。
スーツの査定を行う際に、スーツの状態が悪く汚れやシミがあると査定額が低くなる可能性が高くなります。買取業者は、コンディションの良いスーツの方が高く査定されます。
ただし、ノーブランドのスーツの場合は、買取価格がクリーニング代より安くなるケースもあるので注意しましょう。

季節を考慮する

春には春用スーツ、夏には夏用スーツ、秋には秋用スーツ、冬には冬用スーツなど、シーズンごとにスーツの売れ行きは変わります。遺品のスーツを買取に出す際は、季節に合ったスーツを出した方が、高く査定してもらえるかもしれません. 。スーツのシーズンを考慮して買取に出すタイミングを検討しましょう。

セットアイテムもあわせて買取に出す

遺品のスーツが単品よりも、セットアイテムも一緒に出すと良いケースもあります。
背広、ベスト、ズボンのセットに、さらに専用ハンガーやスーツカバー、予備ボタン等が付属されていると査定額が高くなります。また、ワイシャツ、ネクタイ、靴などを一緒に査定してもらうと高く買い取ってもらえる場合もあります。

複数の業者に見積もりを依頼する

遺品のスーツを買取に出す際は、1社だけでなく複数の業者に見積りを依頼して、査定額を比較してから決めると良いでしょう。1社だけでは、買取相場がわかりませんが、複数社に出すことで最適な価格を知ることができます。

買取や下取りを拒否されるスーツの特徴

遺品のスーツを買取や下取りに出した場合、拒否されるケースもあります。遺品のスーツをそのまま業者や店に持って行って、不本意なやりとりにならないように、買取や下取りに出す前のルールを知っておきましょう。

ブランドの知名度が低い

有名ブランド品であれば査定額が高く商品として買い取ってもらうことができます。ただし、知名度の低いブランドや、ノーブランドのスーツは、査定額が低く、買い取ってもらえないケースもあります。
有名ブランドでは、男性用スーツで「エルメス」「ルイヴィトン」「グッチ」「バーバリー ブラックレーベル」「ドルチェ&ガッパーナ」などが買取相場が高くなります。女性用スーツでは、「シャネル」「ルイヴィトン」「エルメス」「グッチ」「プラダ」が査定額が期待できます。

ニオイや汚れが残っている

仕立ての状態が良いスーツでも、たばこの臭いやペットの匂いが付いていると、買取の対象外と判断されます。布類についたニオイは、再販売した際に売れにくいため、買取に出す前にクリーニングをしてスーツについたニオイを除去するようにしましょう。

傷がついている

傷や破れは、買取の対象外となります。クローゼットに吊るしてあって虫食いがあるスーツは、穴があいているため、引き取ってもらえないケースが多くなります。
再販売をしない用途で買取する店の場合は、布類の消耗は関係なく対応してもらえることもあります。

サイズが合わない

買取や下取りに出すスーツのサイズは、目安としてXXL以上は引き取ってもらえないと考えた方が良いでしょう。あまり大きなサイズになると使用者が制限されて需要が減るからです。故人の体格が良くサイズの大きいスーツを処理したい場合は、同じような体格の方に譲るか、寄付などで検討しましょう。

ネームが入っている

ネーム入りのスーツはリサイクルショップでは買取しないケースが多いです。ただし、ハイブランドのスーツは、ネーム入りでも買取可能な場合もあります。
リサイクル原料としての買取や下取りをしている店では、ネーム入りでも買取が可能です。再販売するかしないかで判断されます。

遺品のスーツは買取や下取りも可能

遺品のスーツの処理方法については、故人の意向や親族や家族の同意を持って、買取や下取りに出すことも検討しましょう。特に有名ブランドのスーツや高級素材のスーツであれば、高額な価格で買取が可能です。なお、買取に出す際は、清潔で傷やニオイが無い状態にしてから査定してもらいましょう。また、あまり状態の良くないスーツであれば、再販売を目的としないお店に出してみたりや、古着寄付団体など活用しすると良いでしょう。

クールヴェールなら、スーツの来店買取から出張買取、全国対象の宅配買取まで行っています。
スーツの高額買取りならクールヴェールへご相談ください。

この記事の監修者

監修者の写真

鈴木義彦

株式会社クール・ヴェール 代表

<学歴>

高卒!!(今でも大学への憧れあり。社会人枠を狙っている。)

<職歴>

1998年|SPA大手アパレル 新卒入社
暴力体制の無理やり販売するスタイルに共感できず2年で退社。

2000年|株式会社シップス アルバイト入社
メンズドレスを半年学ぶ。時給800円のカップラーメン生活に耐えられず退社。

2001年|アパレルコンサルティング会社 中途入社
社長の女癖の悪さを見かねて退社。給料の振込手数料を社員持ちにするセコさにも見かねて・・・。

2005年|アパレル会社の上司と株式会社〇〇の創業に携わる
共同出資にも関わらず、上司のお金の使い方がブラックボックス過ぎて信用できず退社。

2006年|株式会社クールヴェール創業
好きな洋服をバイ&セルする喜びを知り今に至る。自分の得意分野のメンズドレスの専門サイトを立ち上げ、一人ひとりのお客様に接する喜びを楽しみながら自らも店頭に立つ。

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